包摂(ほうせつ)

  1.  一つの事柄をより大きな範囲の事柄の中にとりこむこと。
  2.  類概念に種概念が包括される関係、あるいは普遍に特殊が従属する関係。例えば,「哺乳類」という概念は「動物」という概念に包摂される。

私たち社会全体が、困難や加害性を抱える弱者に対して「包摂する」「保護する」といった道を諦め、当人とごくわずかな関係者にだけそのリスクやコストを押し付けて不可視化・透明化したことによって生じたものだ。