策士(さくし)(さく)(おぼ)れる

謀略に富んでいる人物は、あまりに先を読み過ぎてかえって失敗するものであるというたとえ。

  • 〔類〕泳ぎが上手は川で死ぬ/孔子の倒れ/弘法にも筆の誤り/釈迦(しやか)にも経の読み違い/善(よ)く游(およ)ぐ者はよく溺(おぼ)る
  • 〔会〕「出た、サヨナラホームラン」「もともと直球にタイミングが合っていないあの打者に、緩いカーブ投げるなんて」「まさに策士策に溺(おぼ)れるですね」