驕る平家は久しからず
『平家物語』の「驕れる人も久しからず」による表現で、栄えている者も、その力と地位を頼みに勝手なことをしているとすぐに滅んでしまうという意味だが、眼前の成功や勝利への戒めとして用いられることが多く、まさに「平家を滅ぼすは平家」とも言う。
原文:
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
現代語訳:
祇園精舍の鐘の音には、諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。娑羅双樹の花の色は、どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、春の夜の夢のようである。勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。
- 慣用句
- 驕る平家は久しからず(おごるへいけはひさしからず) - コトバンク
- https://kotobank.jp/word/%E9%A…
管理人から一言
- 国王
- 平家物語に出てくるフレーズがベースなのかー
- トーマス
- そのようにございますな
- 国王
- にしても、日本に残っている古い文章って、ずいぶんと文学レベルが高いように感じるなー
- トーマス
- アニメ版も要チェックでございまする
- 国王
- 豪華声優陣!
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