火事と喧嘩は江戸の華

江戸っ子の間では「宵ごしの銭は持たぬ」の言葉にみられる気っ風の良さや、「火事と喧嘩は江戸の華」といわれる威勢の良さを自慢の種としていましたが、現代にもその気質は受け継がれているようです。

『東京市史稿』(変災編)は、徳川家康が江戸城に入った天正18(1590)年から明治40(1907)年までの317年間に、江戸(東京)で起こった火災の中から主なものを記録していますが、それだけでも873件の火災が記録されています。

これをいわゆる大火とされるものだけに限ってみますと、110件となり、さらにこれから11件にも及ぶ江戸城の火災および1件ずつの兵火と地震による火災の計13件を除いた残りの97件が、江戸の町に発生した大火となりますので、市民がやけっぱちになるのも分かろうというものです。

管理人から一言

国王
いわゆる江戸っ子感みたいな感じか?
トーマス
そう取られてもよろしいかと存じます
国王
うちのばあちゃん江戸っ子だったから、なんとなくわかるわー笑